にわにっき ~日記&まんがBLOG~

2021年に関東地方→北海道へ転居した管理人の絵日記や創作&日常まんが、旅行記を公開しています。

どうしても苦手な人に会った時の対処法

【日常まんが】

皆さんは、日常で苦手な人に出会った時にどうしていますか?

行列への横入など日常生活で多少イラっとさせられたり、または相手から直接嫌がらせや倫理に反する物事を強要されたなど仕方ないケースは除くとして、特に大きな理由はないのに何故か虫が好かない、どうしても合わない。。。

そんな人が身近にいる、と言う方もいるのではないでしょうか。

私は「この人、何だか苦手だな」と思ったら極力関わらないようにするタイプですが、大人になって人間関係が複雑になると、そうも言っていられないですよね。

 

そんな「何となく合わない」人に出会った時の何とも言えないモヤモヤ感は、心理学で言う「投影」が影響しているのかもしれません。

 

例えば、ルールを守って毎日人に気を使って生活している人が、自己中でわがまま放題な知り合いを「自己中で失礼な人、ああはなりたくないな」と感じていたとします。その時、実は相手を批判しているようで、自分の中の「たまにはわがままを言いたい自分」に対して嫌悪感を感じている事があるのです。

 

スイスの精神科医心理療法家のカール・グスタフユングは、自らの提唱したユング心理学の中で、この「投影」の発生は自分自身が精神的な成長するチャンスでもあると捉えています。

 

「わがままで自己中な人がどうしても許せない」

「本当は自分も少しはわがままを言いたいのかな?そういえば親の事は好きだけど、ちょっと厳しく育てられ過ぎだったなあ。。」

「たまには、自分甘やかしてあげよう」

 

この様に「苦手意識を感じる自分」を分析する事がより深い自己理解に繋がり、コンプレックス(劣等感)を解消したり、人間関係をスムーズにする良い機会となるかもしれませんね。

 

と、今回は少し真面目なお話でした。

 

私は大学時代に社会学を専攻しており、社会心理学をはじめとした各種心理学は今も関心のある分野の一つなのですが、ポイントとして投影に対し自己分析を行う時は「嫌いな相手と無理に仲良くなる必要はない」「相手が自分にないものを持っているからと言って、自分が劣っている訳ではない」と考えるようにしています。

 

自己理解が順調に進めばおのずと相手に対する嫌悪感も解消されますし、自分を過剰に卑下する(上下をつける)事は、ともすれば先入観や偏見の素になりかねないと言う理由からです。

 

インターネットの発展で他者との直接的なやりとりは減ったものの、社会生活を送る以上は人とのコミュニケーションを完全に避けては通れません。そこで発生するイライラやモヤモヤも、人間として一段階レベルアップするチャンスだと考える事ができれば、ストレスも減るのではないでしょうか。(これを書いている私も、まだまだ精進中の身ではありますが。。(^^;)

このブログを読んで下さっている皆さんの人間関係が、快適で円滑なものになるよう願っています!